「団塊世代」カテゴリーアーカイブ

島根よいとこ、一度はおいで

以前姫路にいた時に何度か行った湯村温泉(鳥取県)の保養所でのカニの味が忘れられず、カニが食べられるツアー募集に参加してきた。島根県松江の玉造温泉宿泊の1泊2日の旅だ。カニは期待外れだったが、初めての島根県東部(一部鳥取県西部もあったが)には魅力的な所が一杯あり、満足な旅だった。

まずは「出雲縁結び空港」に降り立ち、そのまま足立美術館(安来市)へ。12年連続日本一に選ばれた庭園と横山大観コレクションの絶妙なる組み合わせで有名な美術館だ。横山大観だけではなく、近代日本画、現代日本画、陶芸(魯山人など)、童画(林義雄など)など多岐に渡り、庭を随時楽しみながら絵も楽しめ、本館、新館で半日は十分楽しめる。

DSC00987DSC00976DSC00979

境港では、道路沿いの鬼太郎等の像が一杯の「水木しげるロード」を散策した。何よりも新鮮な素材での寿司を堪能できたことが嬉しかった(JR境港駅近くの回転ずしは安くてうまい!)。

DSC00994DSC00992DSC00991

夕方は宍道湖サンセットクルースだったが、あいにくの天候で地平線あたりの雲に映る夕焼けだけが救いだった。ただ、船にカモメがエサを求めて寄り付き、えびせんべいを面白いように手から食べる姿を楽しむことが出来た。

DSC01016DSC00996DSC01011

その後、鳥取西部にある「とっとり花回廊」のイルミネーションに行った。中四国最大の140万球と宣伝されているだけのことはあった。ゆっくり回れば2~3時間は楽しめるところだ。

DSC01019DSC01020DSC01028

翌日は松江城と出雲大社を訪問(松江から出雲大社までは一畑電車利用)。

DSC01052DSC01054

松江城」は今年6月念願の国宝指定を受け、姫路城、松本城、彦根城、犬山城の仲間入りをして「国宝5城」となり観光客も一段と増えたそうだ。朝9時前だったが、中国の観光客の団体などで既に賑わっていた。お堀の中には鎮守の森などがあり、外に出ると堀に沿って「小泉八雲記念館」「小泉八雲旧居」「美術館」「武家屋敷」などが並ぶ散策路があり、堀に遊ぶカモなどを眺めながら散歩も楽しめる。

DSC01037DSC01038DSC01040DSC01043DSC01050

出雲大社」はどこに行っても「縁結び」の言葉が行きかう。ワインも「ENMUSUBI」、お土産も「縁結び」のオンパレード。60年ぶりの出雲大社「平成の大遷宮」は、5年間にわたる御本殿修造が終わり、平成25年5月10日に「本殿遷座祭」が執り行われ、現在は新しい本殿を拝謁できる。現在の本殿も24メートルの高さを誇るが、古代出雲大社は48メートルあったとの説が言われているそうだ。あちこちの建物に出雲大社特有のしめ縄が飾られている。特に神楽殿のものが日本一と聞いたが、その重さが5トンと聞いて驚いた。4年前に遷宮に合わせて張り替えたそうだが、大変な作業らしい。出雲は「ぜんざい」発祥の地。「ぜんざい」は、出雲地方の「神在(じんざい)餅」に起因しています。出雲地方では旧暦の10月に全国から神々が集まるが、その際振る舞われたのが「神在(じんざい)餅」。その「じんざい」が、出雲弁(ずーずー弁)で訛って「ずんざい」、さらには「ぜんざい」となって、京都に伝わったと言われている。紅白の餅の入ったぜんざいを食べたがさすがおいしかった。

DSC01056DSC01059DSC01061DSC01062

1泊2日の短い旅だったが、魅力いっぱいの島根県の貴重な体験だった。

 

「団塊の世代へのメッセージ」に考えさせられる!

28日(土)の日経「春秋」のメッセージ。生物学者本川達雄氏の言葉「団塊の世代が社会の重荷にならず次世代を生かし育てられるよう、率先して利他の生き方をしていかないと」(日経「こころのページ」より引用)。

天皇、皇后両陛下が火葬を希望し、あわせて葬儀を簡素化するよう求められている、そのご意志を、平成の次の時代を生きる人々に負担をかけまいという強烈なお気持ちだと察することから始まっているコラムである。続いて「少子化が進み、なお震災の痛手の中で苦しむ国、右肩上がりの夢をとうに失い、将来が見通せない国。その国を支えていく特に若い世代でのメッセージが込められている。」とある。「長寿を寿ぐのは当然。一方で、長寿のツケを次の世代に回してはいけない。これもまた当然。二つの当然を見たす解を国は見つけあぐねている。ならば長寿を享受する人自身が身を処す術を考えねばならない。」

政府の推進する「税と社会保障の一体改革」も先行き不透明感が増す中で、いままで右肩上がりで平和を謳歌してきた我々団塊世代が、次の世代に何をせねばならないか、何を残さねばならないか、政治を批判するだけでなく、自ら真剣に考えねばならないとの強烈なメッセージと受け取りたい。孫のためにも!

C世代が面白い!

日経1面に年明けから連載されている「C世代駆ける」の記事が面白い。「C世代(ジェネレーションC)」はここ数年米国で使われ始めた言葉で、「コンピュータ(Computer)を傍らに育ち、ネットで知人とつながり(Connected)、コミュニティ(Community)を重視する。変化(Change)をいとわず、自分流を編み出す(Create)世代」を言うとか。今40代の若いころは「X世代」と言われ、社会や出世と距離を置き、内向的で自分の趣味に興じると言われた。今10代、20代の若者(C世代)はインターネットと携帯情報端末の普及で再び絆を求め、人と人とつながり、街に出始めた。今40歳を迎えつつある団塊ジュニアと、それ以降の人々は右肩上がりの時代をほぼ知らない。自分達で何とかするしかない、という覚悟はバブル世代より強い。途上国なら独裁の打倒、新興国では旧秩序に挑む起業との現象が象徴的。(1月9日7面~「C世代」と拓く新世界~の記事より)

「今どきの若いものは」が口癖の高齢者は多いが、これからの日本、世界を担うのは今の若い人たち。この連載を見ると、将来をにらんで果敢に行動する若者が多いのに驚くとともに、「頼もしい!」という気持ちにさせられる。「政治を取り戻せ」と20代の投票率向上を目指す学生団体(代表はお茶の水大学の19歳の学生)で、国会議員と夕食会を開き議論している。日本の文化を外国人にアピールし、外国での「ニッポン好き」を進化させている若者たち。地域の活性化のために東大やデンバー大学を出た若者が対馬に移住し、「対馬」をブランド化するために奮闘している。徳島県でもナシ加工を営む若者がいる。孤族がバラバラに無縁社会などと言われる今の日本。その落とし穴を「Co族(Collaboration)(Co-working)」が軽々と飛び越える。東北震災地の診療、教育でも若者が率先して活躍している。

高齢化社会の到来が、ますます若者にしわを寄せ、将来に向けての希望を失わせることが危惧されている。私もまさに団塊世代。若い人たちの頑張っている様子を知るほどに、若い人たちに負担を強いる構造は何とかせねばならないと強く思う。