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「団塊の世代へのメッセージ」に考えさせられる!

28日(土)の日経「春秋」のメッセージ。生物学者本川達雄氏の言葉「団塊の世代が社会の重荷にならず次世代を生かし育てられるよう、率先して利他の生き方をしていかないと」(日経「こころのページ」より引用)。

天皇、皇后両陛下が火葬を希望し、あわせて葬儀を簡素化するよう求められている、そのご意志を、平成の次の時代を生きる人々に負担をかけまいという強烈なお気持ちだと察することから始まっているコラムである。続いて「少子化が進み、なお震災の痛手の中で苦しむ国、右肩上がりの夢をとうに失い、将来が見通せない国。その国を支えていく特に若い世代でのメッセージが込められている。」とある。「長寿を寿ぐのは当然。一方で、長寿のツケを次の世代に回してはいけない。これもまた当然。二つの当然を見たす解を国は見つけあぐねている。ならば長寿を享受する人自身が身を処す術を考えねばならない。」

政府の推進する「税と社会保障の一体改革」も先行き不透明感が増す中で、いままで右肩上がりで平和を謳歌してきた我々団塊世代が、次の世代に何をせねばならないか、何を残さねばならないか、政治を批判するだけでなく、自ら真剣に考えねばならないとの強烈なメッセージと受け取りたい。孫のためにも!

C世代が面白い!

日経1面に年明けから連載されている「C世代駆ける」の記事が面白い。「C世代(ジェネレーションC)」はここ数年米国で使われ始めた言葉で、「コンピュータ(Computer)を傍らに育ち、ネットで知人とつながり(Connected)、コミュニティ(Community)を重視する。変化(Change)をいとわず、自分流を編み出す(Create)世代」を言うとか。今40代の若いころは「X世代」と言われ、社会や出世と距離を置き、内向的で自分の趣味に興じると言われた。今10代、20代の若者(C世代)はインターネットと携帯情報端末の普及で再び絆を求め、人と人とつながり、街に出始めた。今40歳を迎えつつある団塊ジュニアと、それ以降の人々は右肩上がりの時代をほぼ知らない。自分達で何とかするしかない、という覚悟はバブル世代より強い。途上国なら独裁の打倒、新興国では旧秩序に挑む起業との現象が象徴的。(1月9日7面~「C世代」と拓く新世界~の記事より)

「今どきの若いものは」が口癖の高齢者は多いが、これからの日本、世界を担うのは今の若い人たち。この連載を見ると、将来をにらんで果敢に行動する若者が多いのに驚くとともに、「頼もしい!」という気持ちにさせられる。「政治を取り戻せ」と20代の投票率向上を目指す学生団体(代表はお茶の水大学の19歳の学生)で、国会議員と夕食会を開き議論している。日本の文化を外国人にアピールし、外国での「ニッポン好き」を進化させている若者たち。地域の活性化のために東大やデンバー大学を出た若者が対馬に移住し、「対馬」をブランド化するために奮闘している。徳島県でもナシ加工を営む若者がいる。孤族がバラバラに無縁社会などと言われる今の日本。その落とし穴を「Co族(Collaboration)(Co-working)」が軽々と飛び越える。東北震災地の診療、教育でも若者が率先して活躍している。

高齢化社会の到来が、ますます若者にしわを寄せ、将来に向けての希望を失わせることが危惧されている。私もまさに団塊世代。若い人たちの頑張っている様子を知るほどに、若い人たちに負担を強いる構造は何とかせねばならないと強く思う。